もともとこの「裏トーキョーツアーvol,6 築地マグロ問屋編」という企画、ヌマベが築地魚河岸内でも屈指の歴史を誇るマグロ問屋「大善」で年末人手が足りなくなる事から働き始め、「よかったら安西さんも来てくださいよ〜。あの空間は面白いですよ〜。今なら僕は築地の顔、顔ですよ〜!」とヌマベらしいお調子発言も含めて打診してくれた事が発端なのですが、「市価の数分の一の価格で最高にうまいマグロがドカンと買えますよ〜!」という当初のヌマベ声明を真に受けて僕以上に張り切りやがった母親から「2万円渡すから正月用に何か買ってきて」と言われた事から軍資金も潤沢。もちろん元クッキング部員で、アジやイワシはもちろん、イナダくらいまでの魚なら下ろせる僕も「どんなお魚が買えるんだろう!」とワクワクしまくりです。
しかし当日築地駅に着いて皆を待ちがてらヌマベに電話をすると「いや〜生の本マグロって本当に高いですよ〜。冷凍ものならともかく生のいいものはチョコッとしか買えませんよ〜。で、予算はどのくらいですか?」と、なにやら雲行き怪しい前回の言葉とはかなり違う返答。多少困惑しつつも1万円位はマグロに使おうと思い「予算1万円でせっかくだから生のものを買いたいな!」と告げると、「1万円で冷凍ものじゃないと‥5ミリくらいしか買えませんよ〜」という驚愕の返答をしてくるではありませんか!
そもそも5ミリしか買えないという単位もよく分かりませんが、市価云々言うまでもないほどチョコッとしか買えないという事は僕でも分かります。(写真は厚さ5ミリの参考図)それどころか何のために築地まで来たのか分からない、根底を覆されるこのヌマベの返答にかなりイラッときていっそ火炎放射してやりたい気分でしたが(写真は火炎放射の参考図)、まあもう築地駅まで来ちゃったし、見て確認したほうが早いので10分後に遅れてやってきた獅子道と共にとにかく行ってみる事にしました。
地下鉄の駅を出るとすでにかなりの人だかり。露店も多く、その中で無許可で膨大な量のあんずを売っていたおっさんが警察に見つかってまだ朝9時過ぎなのに早々と店じまいをしている光景も見受けられます。魚以外の商品も売っている場外市場を見た後、場内市場(いわゆる魚河岸)らしき場所へと向かうですが、そこに近づくにつれ築地の中継をするテレビでよく見るリリーフカーもどきのあいつ(写真上段)が増えてきました。
「一度でいいから乗ってみてぇ!」という気持ちを抑えつつ今でも日本で唯一純正の牛丼が食べられる吉野家一号店がある通りを歩いた後、明らかに異質の空気を放つ要塞じみた巨大空間へ!
いよいよ築地魚河岸潜入です!
