
前編のあらすじ:今年3月に開催されたアフリカ遠征「喜望峰が俺を呼んでいる」で出会ったシンガポール外人部隊のフェリックスさんをもてなす形で行われた「裏トーキョーツアー vol.7」。その中盤、井の頭公園にやって来た我々は迷わずボートにライドオン。血に飢えたジョーズと化した我々がロックオンした標的は、幸せそうなカップルが乗るボートであった‥。
WBS東京,吉祥寺電:
お花畑にいるようなツラしたカップル船に向けて舵を切った我々「井の頭ボンクラ連合艦隊」。

もう止まることは許されない。推定時速2ノットの自称原子力駆逐艦がうなりを上げてカップル船に襲いかかる!
シュゴオオオオ!!シュバオオオオ!!ビバオオオオ!!!
ところが。

その時カップルの片割れ(女性)の手にカメラが見えるではありませんか。しかも、そのカメラのボディラインはまさしくライカ!
あの名機を池ポチャさせるのは偲び難いこと山の如し!しかも当たり所が悪ければ本当に全軍沈没ダ!

カップル船までの距離は残り3メートル。ネロ指令ならぬヘボ指令を出すだけ出しときながら、急に臆病風に吹かれた艦長安西が漕ぎ手スワタイチに、突如反転命令を下す!
「スワ、スワ、後ろ〜!」。

その瞬間、スワがオールをブレーキにしながら後ろを振り返ると‥。バッと振り返ったスワの驚異的遠心力によって(マスクの上からかけていた)スワメガネが田淵のホームランの如き放物線を描いてまさかの池ポチャンヌ!
「あ〜っ!」と悲鳴を上げた瞬間は時すでに遅し!

船は辛うじて衝突を免れたものの、身代わりとなったスワメガネは哀れ水中でヘドロまみれに!池面に残るは申し訳程度のアブクのみ!
落胆の声を上げるスワタイチ、失笑するカップル(しかもライカでこの状況を撮影しやがった)、なぜかちょっとニヤけ面の空気を読まない安西と、四者四用の白旗を揚げたその時、遠くから声が聞こえる!
「うお〜諦めるのはまだ早いぞ!」。
なんとムトー艦長&フェリックス副艦長率いるアヒルボートが、ボート乗り場の係りの人からメガネ救済用の池中を探すための網を借りてきた!

つい先ほどまで、どっからどう見てもテロリストだったお尋ねアルカイダが一転、井の頭公園ヘドロ掃除班に早代わり。しかし敵もサルもの。
濁りきった水質では見つかるものも見つからず、あえなくギブアップでわれら全員カップルの物笑いの種に!

もはやショックで「ここで女神様が出てきてね、金のメガネ、銀のメガネ、普通のメガネ‥となるんだね‥迷わず俺は金のメガネを申告するんだね‥」と、うわ言のようにつぶやくスワに対して、zoffで5000円で買った普通のメガネを貸した安西が「気、気を取り直して、ボロボートとアヒルボートで向こう岸まで競争しようぜ!」と、またしても勢いだけの宣言咆哮!
こうして、またまたギャースカ騒ぎ始めた我々は、横の木に絡まったり、大声で「まるでユーコン川に迷い込んだかのようだ!」とわめき散らしながらも向こう岸まで前進。すると、ダテラに騒いでいた事が功を奏したのか、陸のベンチに座っていた女子高生がスワ&安西ペアに向けて「ヤッホーがんばってー\(^O^)/」と黄色い声援飛バッチュー!
これが事実上の勝敗の分かれ目となり、女子高生から声援をもらったスワ&安西ペアが優勝。
ムトー&フェリックスさんペアは、ムトーの日ごろの運動不測がたたって足が塹壕足でケイレン敗北。

ひとしきり女子高生に勝利の投げキッスを送った後、時間も時間なので全力疾走で港に帰還。従業員さんから「まったく!池の中であんまりハシャぎ廻らないで下さいね」と、悪ふざけした水族館のラッコを叱るのと同じタイプのお説教を喰らい、全員頭を掻きながら上陸。

メガネが水中でヘドロに絡まっているスワは、波止場で陰鬱な表情浮かべて心配波止場状態(@伊集院)。あたりもすっかり暗くなってきたし、ボート競走で完全燃焼した我々は、フェリックスさんの第3希望である「吉祥寺ノ、ジャズ喫茶ニ行キタイデス」を受けて吉祥寺のジャズバー(ジャズ喫茶)「SCRATCH」へ。
これまでの無益な戦争状態を洗い流してくれるような音楽に包まれながらケーキを食べていると、フェリックスさんが(先ほど立ち寄った)ユザワヤの袋を取り出して、なんと我々にウルトラ怪獣フィギュアをプレゼント!

ユザワヤで僕は心の中で「フェリックスさん、またやけに多くフィギュア買っているな〜。さすが家に2000体(実数)のアクションフィギュアを飾っている”シンガポールのジョシュ・バーネット”と呼ばれるだけのことはあるわ!」と思っていたのですが、なるほどその訳はこれだったのかァ!
安西はクレージーゴン、スワはエレキング、そしてムトーは恐竜戦車と、各々が大好きな怪獣を与えられた我々は、ケーキ&音楽そっちのけでフィギュアと戯れ、このフェリックスさんのナイスサプライズ賞に刺激を受け、前日のうちに自慢のフィギュアコレクションをビデオカメラで撮影しておいたムトーが、英検4級の安西と同等もしくはそれ以下の英語力と映像を持ってフェリックスさんと英会話を試みる!
加えてムトー、ノートパソコンをインターネットに繋ぎ、映像と時事ネタを交えて「滝川クリステル is ビーナス but 山本モナ is アバズレ」と、心の底から伝える必要一切ナシの日本情報を単語のみ繋ぎ合わせて必死に伝道する始末。調子に乗ったムトー、今度は往年ブルーサンダー打線(松永、福良、ブーマー、門田、石嶺、藤井、元西‥)よろしく「萌え is 最上級ビューティフルワード!」、「クルヨイマ(今くるよ) is very nice」、「キンスガイ(菅井きん) is moe〜」と、逆安打製造機と化して、立てる立てるまくし立てる!
はっきり言って、今ここに原爆が落ちても人類の歴史には何の損害もない(むしろ得になる)トークを大展開。

それに対していちいち「Oh〜ソウデスカ〜‥」と、返答に詰まるフェリックスさん。独走態勢に入ったムトーが先頭をひた走る形で、恵比寿に移動。即座にムトー推薦のフィギュアショップ「MONTERJAPAN」へ。すでに「SCRATCH」で意気投合したムトー&フェリックスさんは2人してアクションフィギュア購入。「また買ったの?」と、半ば呆れ顔のスワタイチ。

そしてフェリックスさんの本日最後の希望「季節ガラ、オデン店ニ行キタイデス」に答え、ムトーが前々から行きたかった上、おでんも扱っている恵比寿のチャラ飯屋「五楓」へ。らせん階段、間接照明、小ぶりのソファー‥と、いちいちチャラ度数の高いインテリアに囲まれての四面楚歌は逆に落ち着かない気分でしたが、周りにいた客のサラリーマンは低俗階級で会話も下品の一言。

そんな中で我々も負けじと、ジュン・ペー司令長官のビフォーアフターっぷりを映像と共に紹介する低俗な会話を展開。何やかやでチャラ飯を満喫した食事も終盤、トイレに行くといって席を立ったフェリックスさんが帰ってくると、なんと支払いを済ませてくれているではありませんか(おそらく1人あたり8000円は下らなかったのではないだろうか)!

今日1日を使ってフェリックスさんを素敵にもてなすつもりだった我々が、最後にフェリックスさんにもてなされてしまうことに!感謝の気持ち満タンで店を出た我々は、「この恩は、このツケは必ず出世払いで返します!」と英語で伝えたいものの、それがなかなか出てきません。
その時、英検4級の僕の口から出た英語は「i... I will be king(私は王になる)!」。
フェリックスさん以外のメンバーにはニュアンスは伝わったものの、訂正含めてメンバー中、唯一英語が流暢なスワタイチが英和辞書片手に、「We will rise in the world(私達は必ずこの世界で成功を収め、フェリックスさんに恩返しします)!」とシャウト!まあ個人的には「I will be king」もスキだけど、「We will rise in the world」‥ウム、いい言葉じゃねえか!
皆でガッチリ握手をしながらゲラゲラ笑いがこだまする中で「裏トーキョーツアーvol,7 パリス吉祥寺編」は終了!
フェリックスさん、また会いまsee you again!
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