
〜サボール里見の吹っ切れてこそ我が人生・まってろナナプラザ! 第十一夜〜
WBSタイ,バンコク電:
今日引っ越しました。
今度の部屋は前より家賃が高くて月に7,740バーツ(26,000円)するのですが、結構広いです。40平方メートルぐらいあるかな。


しかも警備員が24時間常駐、フィットネスジムとプールと卓球台が無料で使え、マンション内には美容室とレストランとクリーニング屋とついでにスカッシュ・コートまであり、追加で1,000バーツ支払えばワイヤレスのインターネットが使えます。
まあ、要するにかなり居心地が良さそうだということです。


そして今、バンコクで私が住んでいるマンションには他にも日本人が何人か住んでいるのですが、ちょうど真向かいの部屋に住んでいるyasudaさんという方が、今度日本で本を出版するそうです。
タイトルは「外こもりのススメ」、幻冬舎から7月4日に発売されるとのこと。
初版で7,000部刷るということなので日本のたいていの本屋では入手できるでしょうし、多少時期は遅れるかもしれませんが、タイでも紀伊国屋書店などの一部店舗で置かれると思います。
で、その本に掲載する写真が少し足りないということで、先日、いっしょに写真撮影のためにカオサンに行ってきました。
なんでも、編集者の指定で、「カオサンのオープンエアのカフェで昼間っからビールを飲んだり本を読んだりしてダラダラ過ごす日本人の男」という写真を表紙に使いたいらしく、何ヶ所かダメ日本人のたまり場を回ったのですが、なかなかイメージ通りにダラダラしている人は見つかりません。
まあ、ステレオタイプなイメージなんて大体そんなもんだよね。
そうこうしているうちに痺れを切らしたyasudaさんが
「もういいや、サボール君がモデルやってよ。ちょうどTシャツ、短パン、サンダル姿でバックパッカーみたいだし」
と言い出しました。
いや、別に私は良いんだけど、それってやらせなんじゃ・・・
と思いつつも、ビールをおごってくれると言うので、喜んで撮影に応じることにしました。
安西総帥に散々鍛えられただけあって、我ながらなかなか良い写真が取れたと思いますよ。
幻冬舎の編集者の最終OKが出れば表紙もしくは文中に掲載され、奥付にも私の名前が載るそうです。
肝心の本の中身の制作にはまったく関わっていないので詳細はまだ分からないですが、yasudaさんは10年間ものあいだまったく仕事らしい仕事はせず、株式やFXなどの投資で生活費を稼ぎながら、おもにバンコクで「外こもり生活」を続けている方なので、本の内容も、何人かの「外こもり生活者」の実態を紹介しながらの、外こもりのマニュアル本みたいな感じに仕上がっているそうです。
「外こもり」という言葉になじみがない方もいらっしゃるかもしれませんが、一応定義としては「日本で短期間働いた金を持って物価の安い国に長期滞在する、そして貯金が尽きたらまた日本に帰って働く」というのを延々と繰り返すことを「外こもり」と呼び、近年、若者を中心に「外こもり生活者」は増えているようです。
彼らの多くは、日本滞在時は肉体労働や住み込みのバイトなど、比較的効率よく稼げるバイトで集中的に働き、だいたい50〜100万円ぐらい稼いだら物価の安い外国に飛んで、外こもり生活に入ります。
仮に50万円を持っていたとして、それを日本で使えば当然50万円の価値しかないですが、物価の安い国では250万円、500万円の価値があるわけです。
そして、ネパール、バングラデシュ、インド、カンボジア・・・など、物価だけを考えたら安い国はたくさんありますが、別に海外に修行に行くわけではなく、だらだらと快適に暮らせなければわざわざ日本を出る必要はないので、インターネット環境や食事、治安の面などを総合して考えると、「外こもり先」の候補地はぐっと少なくなります。
そんななか、現在多くの外こもり生活者が集まるのがここバンコクで、街は近代的でわりと物価は安く、コンビニやファストフード店、ネットカフェなども充実し、日本と変わらぬ生活が送れます。
ついでに言えば女の子もカワイイ!
そんな居心地のよいバンコクで、彼らは1泊数百円の宿に滞在し、食事も宿の食堂か近所の屋台で安くすませ、残りの時間は本を読むか同じ宿の仲間とおしゃべりをするなどして、のんびり過ごしています。
他人とコミュニケーションをうまく取れないで日本を逃げ出した人でも、日本のマンガを置いたマンガ喫茶やネットカフェ、コンビニがあるので暇はいくらでもつぶせるのです。
世界的に有名な寺院には目もくれず、観光は一切せず、語学の勉強もせず、仕事もせず、日本の住民票は抜き、年金も払わず・・・、という、日本で毎日満員電車に揺られながら必死に仕事して妻子を養っておられるような方からは確実に反感を買うような生活ですが、
風俗遊びをまったくしなければ生活費は日本のときの半分以下には確実に収まり、日本食の店も至る所にあり、日本人も多く、治安も比較的安全、温和なタイ人の性格、日本人に対してやさしいなど 、バンコクというのはやはり「外こもり生活者」にはかなり魅力的な都市なのです。
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「というわけで、サボール君には、『外こもり生活者』の代表として、私の本の表紙を飾ってもらいます」
「いや、勘弁してくださいyasudaさん。僕は外こもり生活者ではなく、セックス・ツーリストですから。」
と、いくぶん胸を張って答えつつ、外こもり生活者は意地でも使わないタクシーを拾い、我々は帰途につきました。
update: 2008年06月03日19:57
by サボール里見
※「〜まってろナナプラザ!強化週間〜 サボール里見の吹っ切れてこそ我が人生」は、サボール里見アンダーグラウンドウェブサイト「サボール日記」からの抜粋であり、大日本山岳部とは一切関係ありません。なお、文章及び写真はサボール里見氏の許可を取り掲載しています。
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「〜サボール里見 長期アジア遠征〜 まってろナナプラザ!」
日程:2008年4月8日(火)〜2009年4月1日(水)
場所:ユーラシア大陸・タイ
公式テーマ曲:Bob Dylan「Like A Rolling Stone」
総指揮官:タイ大管区長官 サボール里見
使用予定武器:サボール里見専用特派員ゼッケン、サボール里見専用山岳部名刺、パスポート、「睨むんです」、国外転出届、国際卒業証書、タイへの片道切符
※サボール里見単身行軍です。
※遠征の模様は大日本山岳部ブログ上でお伝えしてまいります。
※帰国日はあくまで予定です。
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